その他の情報
予算編成大綱も出ました。
社会福祉法人に関係の深い部分を抜粋しておきます。
平成30年度予算編成大綱より
７．未来の安心を届ける確かな社会保障の推進
＜質の高い効率的な保健・医療・介護の提供の推進＞
現在、人口の高齢化が進行する中で、国民１人ひとりがそれぞれの状態に応じた適切なサービスを受けられるよう、診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス報酬の同時改定等において、地域包括ケアの推進、医療機能の分化・強化・連携、安心・安全で質の高い医療・介護の実現、人材確保、歯科医療の確保・口腔保健の推進、障害者の地域移行・地域生活の支援、医療的ケア児への対応等を図る。また、医療機関間の連携や医療・介護の連携を行う上では、ICTの活用を推進するとともに、医科・歯科連携の取組み等を進める。さらに、薬価制度の改革等により、国際競争力が高い創薬イノベーションを推進する。
保健医療分野におけるデータ利活用の促進等のデータヘルス改革を通じた医療の質の向上や予防・重症化予防・健康づくりの推進、がんゲノム・免疫治療・人工知能（AI）など医療分野等の科学技術の振興、国際機関等を通じた国際保健への貢献、医薬品や医療機器等の海外展開への支援など医療・介護の国際展開を図る。これらの施策を通じて、国民皆保険を守る。iPS細胞ストック構想を着実に実施するとともに、再生医療の早期実用化を強力に推進する。オリンピック開催を見据え、輸入・国内感染症対策を強化する。
また、受動喫煙防止対策を含む健康増進やがん・肝炎・難病対策を推進するとともに、医薬品・食品の安全・信頼性の確保を図る。併せて、水道施設の耐震化・広域化、安全で良質な給水の確保のための施設整備などにより、強靱・安全・持続可能な水道を構築する。
＜全ての人が安心して暮らせる社会に向けた環境づくり＞
新しい経済政策パッケージの実施も含め、「子育て安心プラン」に基づく保育の受け皿の整備や保育人材の確保、病児保育など多様な保育の推進、放課後児童対策の充実など総合的な子育て支援を進めるとともに、児童虐待防止対策の強化、社会的養育の充実やひとり親家庭支援の推進を図る。また、地域共生社会の実現に向けた包括的な相談支援等を通じた地域づくりを推進するとともに、生活困窮者自立支援制度等を見直し、生活困窮世帯・生活保護世帯の就労支援や家計相談支援、子供の学習支援、居住支援などの充実を図る。併せて、新たな自殺総合対策大綱を踏まえた取組みを推進する。
さらに、戦没者遺骨収集推進法や戦没者の遺骨収集の推進に関する基本的な計画に基づき、戦没者の遺骨収集事業を推進する。また、東日本大震災や熊本地震からの復旧・復興を目指し、引き続き被災地においてきめ細やかな心のケア支援を行っていく。
