不正関係
産経ニュースによると京都市の外郭団体「社会福祉法人京都福祉サービス協会」で。395万円の私的流用があったとのことです。
団体職員395万円流用か 京都市が懲戒解雇…銀行印悪用し伝票改竄 - 産経ニュース
「京都市の外郭団体「京都福祉サービス協会」(同市下京区)が運営する特別養護老人ホームで、経理担当の50代の男性職員が銀行印を不正に利用し、運営費239万円を私的流用していたことが18日、分かった。流用が疑われる支出は計395万円に上り、協会は職員を懲戒解雇した。」
8月に税理士による監査で発覚したとのことですが、特定社会福祉法人に該当し、監査法人の監査もうけている法人のようです。
さらに、平成28年度の京都市監査委員による財政援助団体等監査でも、出納管理などいくつか指摘を受けていたようです。
平成 28 年度財政援助団体等監査の結果を受けて講じられた措置(京都市)
「現金収入について,現金の収受日に会計処理を行わず,預金口座への入金日において収入処理していた 」や「小口現金出納帳に実際とは 異なる日で支払の記帳がされており,出納状況の記録及び現金残高の確認を適正に行っていなかった」などの指摘が見られますので、出納管理は甘かったのだろうと想像できます。拠点区分が27あるようなので、すべての拠点に目が行き届いていないのかも知れません。
監査委員がせっかく指摘しているのですから、その時点で業務のやり方などをきっちり見直しておけば、今回のような事態も起きなかったかもしれません。