その他の情報
ホームページで平成28年度の計算書類を公開する社会福祉法人がちらほら出てきました。いち早く情報公開する姿勢は称賛に値すると思います。なかなか出来ることではありません。
しかし、その一方でちょっと残念という事例も見受けられます。今日いくつか見ただけですが、貸借対照表と資金収支計算書や事業活動計算書とのつながりが不一致な例はありませんでしたが、以下のような事例があったので紹介しておきます。
１．財産目録
・建物について「取得年度」を記載していない。
・「取得価額」を「所得価額」としている。
・有形リース資産について「取得価額」、「減価償却累計額」を記載していない。
・「差引純資産」を記載していない。
・「場所・物量等」や「使用目的等」に何も記載していない資産項目や「場所・物量等」に何も記載していない負債項目が多数ある。
２．社会福祉充実残額
・計算過程を公開しているが、計算のスタートである活用可能な財産の「資産」の額が貸借対照表の「資産の部合計」と一致していない。
公開するのであれば正しい方が良いと思いますので、思いあたる法人の方は必要に応じて訂正することをお勧めします。
