会計監査人関係
東京都社会福祉協議会が日本公認会計士協会東京会の協力を得て「公認会計士紹介制度」をスタートさせました。
以前から日本公認会計士協会東京会の会員には告知されていたようですが、今回、東京都社会福祉協議会のホームページにも掲載されました。
紹介される公認会計士の方は登録名簿に掲載してもらうためには以下の要件を満たす必要があります。
(1) 「支援専門家向け研修」を受講していること
(2) 社会保障部会の会員であること
(3) 「社会福祉法人制度対応支援公認会計士名簿登載申込書」を提出すること
「支援専門家向け研修」とは7/26に開催された「社会福祉法人制度改革対応支援専門家研修会」のことです。今後も随時開催されるようですので、まだの方は早い目に受講した方がよさそうです。
「財務会計に関する内部統制の向上に対する支援」や「財務会計に関する事務処理体制の向上に対する支援」などの専門家の利用については今回の社会福祉法人制度改革の中で掲げられていましたので、それに呼応した動きということになります。
なお、税理士紹介制度は東京税理士会と調整中だそうです。税理士会では、会計士協会のように社会保障部会のような会員組織がないと思いますので、少し遅れているのかもしれません。
日本公認会計士協会の社会保障部会の会員名簿は早くから公開されていましたが、あまり利用されていなかったのではないかと想像します。東京都のように社会福祉協議会と組んで地域密着型の名簿が作成されると利用されるケースが多くなるかも知れませんね。全国的な動きになるのかどうか、他の地域会の動向が気になるところです。