社会福祉法人の会計情報

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社会福祉法人会計基準講習会資料【群馬県】

会計基準関係

 群馬県のホームページに社会福祉法人会計基準講習会資料(初任者対象、中堅者対象)が掲載されています。

 会計基準講習会(初任者対象)資料 (pdfファイル:972KB)

 内容は下記の通り。

 監査指導課実施分
 社会福祉法人会計処理
 (1)指導監査における主な指導事項の概要
  1総則
  2出納業務
  3契約事務
  4予算決算  
 (2)指導事例(基本的な事項)
  事例1補正予算の未編成
  事例2小口現金資金の取扱いが不適切
  事例3決算の計算書類等の不整合
  事例4工賃の支払いが不適切
  事例5実質的に出納に係る内部牽制機能が働いていない
  事例6現金の保管が不適切
  事例7利用者の預かり金に係る処理が不適切
  事例8概算払いに係る誤った会計処理
  事例9法人内部取引が消去されていない
  事例10計算書類に対する注記の記載が不十分である。又は注記がない。
  事例11役員旅費規程の内容が明確でない
  事例12食材の購入が不適切
  事例13寄附金の取扱いが不適切
  事例14計算書類等(いわゆる決算書類)について1
  事例15計算書類等について2
  事例16計算書類等について3
  事例17計算書類等について4
  事例18現金の取扱いが不適切
  事例19就労支援に係る会計の取扱いが不適切
  事例20預かり金(利用者負担金)の会計処理が不適切
  事例21会計伝票による処理が不適切
  事例22貸借対照表の決算額が不適切
  事例23現金の管理が不適切
  事例24措置施設委託費の弾力運用が不適切
  事例25固定資産の減価償却が不適切
  事例26費用を支払っていない固定資産の会計処理が不適切
  事例27費用の支払いが大幅に遅延していた事例

 こども政策課実施分
 社会福祉法人運営
 (1)管理
  事例1残高証明書と貸借対照表の不一致
  事例2注記に記載すべき事項の記載漏れ
  事例3附属明細書に係る勘定科目及び金額が計算書類と不一致
 (2)財務会計
  保育所委託費の弾力運用
  事例1保育所委託費の弾力運用が不適切(積立資産積立と当期資金収支差)1
  事例2保育所委託費の弾力運用が不適切(当期末支払資金残高)2
  事例3保育所委託費の弾力運用が不適切(資金の繰り替え)3

    ( 以上社会福祉法人会計基準講習会資料(初任者対象)より引用し作成)

 

 

 会計基準講習会(中堅者対象)資料 (pdfファイル:796KB)

 テーマは「社会福祉法人の特殊な会計処理」です。

 内容は下記の通り。

 社会福祉法人会計の特殊な仕訳P2~P10
  1財務三表の概要
  2仕訳パターン
 ~具体的事例による説明~

 事例紹介P11~P31
  事例1 設備資金借入金の1年基準による振替処理
  事例2 長期前払費用の1年基準による振替処理
  事例3 設備資金借入金の償還補助金に係る会計処理
  事例4 県社協の県単共済に係る退職制度の会計処理

    (以上社会福祉法人会計基準講習会資料(中堅者対象)より引用)

 両方とも県の担当課が作成した力作です。

 研修のために作成された資料ですので、説明を聞かないとわかり難い部分もありますが、資料を見るだけでも大変参考になると思います。

 群馬県の場合は、長期前払費用の処理に独特の拘りがあり、指導監査でよく指摘されているようです。市販の書籍通りの処理を行っていると指摘される可能性があります。

 群馬県ではこのような研修を通じて何度も何度も注意喚起されていますので、群馬県の社会福祉法人の皆様は、指摘されることの無いよう、この資料に従った処理を行ってください。