社会福祉法人の会計情報

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平成28年度社会福祉法人・施設指導監査説明会のアンケート結果(平成28年6月23日開催分)大阪市<一部抜粋>

制度改革情報

 大阪市で平成28年8月23日・24日に「社会福祉法人制度改革の施行に向けた留意事項に係る説明会」が実施されました。

 その資料の中に「成28年度社会福祉法人・施設指導監査説明会のアンケート結果(平成28年6月23日開催分)」というのがあるのですが、この中にQ&Aが含まれていましたので、Q&Aの部分だけ抜粋して記載しておきます。

目次

(質問)
・理事会・評議員会開催時に手土産(1,000円~2,000円程度)を出席者に渡すことは役員報酬となるのか(なお、理事会・評議員会への出席についての報酬は無報酬である。)。

(回答)
・社会通念上、儀礼の範囲内であると解されますが、手土産ではなく、役員報酬規程などを整備し、勤務実態に即して役員報酬を支出する方が望ましいと考えられます。

(質問)
評議員会の必置について小規模法人は評議員会定数の経過措置があると記載していますが、①小規模法人の定義(1法人1施設ですか)、②現在の理事はそのままでよいのか。

(回答)
・法改正後の評議員会については、法人運営の基本ルール・体制の決定と事後的な監督を行う機関として位置づけ、必置の議決機関となります。そして小規模法人については、平成29年度から3年度間にわたり評議員会を4名で行うことができるとされています。①小規模法人の定義については、事業活動計算書の収益が4億円以下の法人とする予定とされているものの確定ではありません。②また、現在の理事の任期については、平成28年度決算の評議員会をもって全員一旦解任となります。(ただし、再任は妨げません。)

(質問)
社会福祉充実計画を具体的に教えてほしい。

(回答)
・資産から負債、基本金、国庫補助金等特別積立金を引いた額(A)から、事業継続に必要な最低限の財産(控除対象財産)(B)を差し引いた額が、再投下可能な財産(C)とされます。その再投下可能な財産について、地域のニーズを把握し、それらに対応した新しいサービスの展開や人材への投資、無料又は低額の料金による福祉サービスの提供等を「社会福祉充実計画」において策定していただくこととなります。平成29年4月1日施行の社会福祉法において、「社会福祉充実計画」とは、現に行っている社会福祉事業もしくは公益事業の充実又は既存事業以外の社会福祉事業もしくは公益事業の実施に関する計画とされています。この計画の作成にあたっては、費用の額及び充実残額は公認会計士等の省令で定める者の意見を聞き、地域公益事業を実施する場合は、事業内容及び需要について当該地域の意見を聴くこととされており、評議員会の承認を得て、現況報告書等と合わせて所轄庁へ提出することになっています。

(質問)
・今年度中に定款変更をおっしゃっていたが、いつごろまでに大阪市に提出すれば4月に間に合うのか。

(回答)
・今後10月頃をめどに関係政省令等が公布されることが予定されていますので、公布日以降に具体的な定款変更等の手続きを行っていただくことになります。手続き等にかかる日程等については、事前に通知させていただきます。

(質問)
・地域公益事業の具体例(金額の幅)について

(回答)
・地域における公益的な取組については、①社会福祉事業又は公益事業を行うに当たって提供される福祉サービスであること、②日常生活又は社会生活上の支援を必要とするものに対する福祉サービスであること、③無料又は低額な料金で提供されること、の3点が要件とされており、各法人の創意工夫をこらした多様な取組が期待されています。また、金額については、各法人の状況により異なることから一概には言えないと思われます。今後国から示される通知等をご確認ください。

(質問)
評議員の選定要件において、相手法人の役員をしている場合は評議員をお願いできないと聞いたが、事実を確認したい。

(回答)
・「相手法人」の意味するところがはっきりいたしませんので、何ともいえません。
なお、一般に(A)社会福祉法人評議員に(B)社会福祉法人の役員や職員が就任することは、人数に制限なく可能でるとされています。ただし、牽制関係を適正に働かせる観点から、(A)社会福祉法人評議員の過半数を(B)社会福祉法人の役員が占める場合においては、(A)社会福祉法人の役員又は職員が(B)社会福祉法人評議員になることはできないとされています。

(質問)
・余裕財産について

(回答)
・資産から負債、基本金、国庫補助金等特別積立金を引いた額(A)から、事業継続に必要な最低限の財産(控除対象財産)(B)を差し引いた額が、再投下可能な財産(C)とされます。その再投下可能な財産が余裕財産とほぼ同義であると考えられます。詳細については、今後、示されると思いますのでご確認ください。