不正関係
この前のエントリーで書いた南流山福祉会の件について、根本厚生労働大臣の会見でもコメントがありました。ちゃんと耳に入っているのですね
該当部分を抜粋しておきます。
記者:
千葉県内などで複数の保育園を運営する社会福祉法人が2017年分から決算書を出していないということがわかりました。にもかかわらず、2年間で10億円もの助成金が交付されております。千葉県が是正勧告などをしているのですが、状況は改善されておりません。また、助成金の使途も不明な点が多々あり、保育の質が低下して保護者の方にも不安が広がっているという指摘もあります。社会福祉法人を所管する厚生労働省としてこの事案が耳に入っているかどうか、また今後県がどのように対応していくべきかどうか教えていただけますでしょうか。
大臣:
ご指摘の事案について、法人の所轄庁である千葉県に確認したところ、平成27年度決算書等が未提出だったことなどから、平成28年12月に特別監査を実施したこと、平成29年度決算書等についても期限までに提出がなかったことから、平成30年11月に特別監査を実施し、現在も指導中であることなどが確認されました。千葉県においては、今後も引き続き法人の指導監査を継続していく予定としており、厚生労働省としても社会福祉法人の経営組織のガバナンス強化の観点から、千葉県に助言するなど丁寧に支援していきたいと思います。また当該法人の保育所に対しては、保育所運営に指導監査権限を持つ千葉県や、保育所の運営費の給付を行う流山市が、児童福祉法や子ども・子育て支援法に基づいて、監査等により適切な保育所運営のための指導を行っています。現在、千葉県が事実関係等の詳細を確認中であり、厚労省としても、保育所運営費を所管する内閣府とも連携しながら、適正な運営が確保されるよう、取り組んでいきたいと思います。