開示関係
そこそこ有名な地方都市の社会福祉協議会のホームページに、平成30年度の計算書類が最近公開されたのですが、大変自由な計算書類ですので紹介します。
小さくて見えにくいかも知れませんが、貸借対照表は貸借不一致で、次期繰越活動増減差額と当期活動増減差額は貸借対照表と事業活動計算書とで不一致です。さらに、貸借対照表の純資産と財産目録の純資産も不一致で、財産目録には科目と金額しか記載がありません。
ちなみに、監事様は監査報告書で「計算関係書類及び財産目録については、法人の財産、収支及び純資産の状況の全ての重要な点において適正に示しているものと認めます」という監査意見を述べておられます。この計算書類で理事会や評議員会で誰も何も言わなかったのでしょうか。
最低限の体裁が整っていない計算書類はもう見たくありません。
社会福祉法人の事務局や監事の皆様は、自法人のホームページで公開している計算書類におかしな点がないか、再確認してください。